日生協news|22年度宅配事業と商品事業の進捗発表/サステナ商品が伸長

日本生協連(東京都渋谷区、土屋敏夫理事会長)は2022年度における宅配事業のリノベ ーションの取り組みおよびコープ商品事業の進捗について発表した。宅配事業のリノベーションでは次の取り組みを行った。

①宅配センター業務標準化
宅配事業の利用定着・生産性向上・物件費削減を行い、損益改善を課題としていて、センターの現場では「異動すると手順が違い覚え直す必要がある」「人によって作業時間にバラツキがある」などの課題に対し、「標準化」により、ムラ・ムリ・ムダを省き、効率化を推進する。2022年度は、4生協が参加して「標準化セミナー」を実施。2023年度は、「標準化スクール 」を開催し、損益改善の手法として、標準化を学び実践していく。

②売場制作業務改革(統合商品DB構想)
生協の宅配カタログやお買い物サイト(EC)の制作には、仕様書・商品マスタ・画像など、さまざまな商品情報を全国で共通利用することで、効率化・コスト削減を図るとともに、柔軟なECの展開を可能とする環境整備を進める。

③TRY CO・OP(生協未加入の若年層が、宅配商品を手軽に試せるサービス)
「生協宅配=子育て家庭が利用するもの」という固定イメージにとらわれず、TRY CO・OPでは子を持たない若年層へアプローチし、生協の理解と利用の促進につなげる。2022年度 まで実験展開し、2023年9月より実施エリアを拡大する。

CO・OP商品事業では次のテーマ別に取り組み実績を挙げた。

コープサステナブル
環境や社会に配慮した主原料を使った商品に、共通のロゴマークを付けてシリーズ化した
「コープサステナブル 」。22年度は主に水産品 ・家庭用品で発売アイテムを拡充し、年間供給高は241億円(前年比161%)、品番数は203品(前年比+76品)まで拡大した。

コープクオリティ
原料や製造方法にこだわり、100人規模の組合員モニターの8割以上が 「おいしい 」と
評価した商品のみをラインアップしたシリーズ「コープクオリティ」は年間供給高76億円(101%)、品番数は92品(+5品)となった。

きらきらステップ
乳幼児向け商品「きらきらステップ」は、22年度で発売から5周年、多くの組合員の支持により 、年間供給高は22億円(110%) 、品番数は26品(±0品)となった。

きらきらキッズ
歯が生え揃った後の幼児を対象とし、2019年秋から発売を開始した 「きらきらキッズ 」は、年間供給高6億円(109%)、品番数は13品(+2品)まで伸長した。

食物アレルギー対応「7品目を使わない」シリーズ
食物アレルギーを引き起こす物質のうち、特定原材料7品目(卵 ・乳 ・小麦 ・そば・落花生・えび・かに)を使わない食物アレルギー対応商品「7品目を使わない」シリーズの年間供給高は6400万円(100%)。品番数は10品(±0品)となった。

関連カテゴリー

その他 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧