エンチョーnews|年商332億円3.2%減・経常赤字/9月にDCMと経営統合

(株)エンチョー(静岡県富士市、遠藤秀男社長)が2025年3月期決算は売上高332億2800万円(前年同期比3.2%減)、営業利益1億2000万円(41.1%減)、経常損失5500万円、当期純損失4800万円となった。また、同社は決算発表の5月9日(金)、DCMホールディングスとの経営統合を発表した

同社は創業85周年、ホームセンター開設50周年を迎えていて、中期経営計画スローガンとして「3つの進化(伸化、深化、新化)で企業価値を高める」を掲げ、地域に根差した品揃えの最適化や専門店事業推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境の向上による「集客力強化」、電子化やWeb化等によって業務効率化や労働環境の改善を図る「働き方改革」の取り組みを進めた。

営業面では、全事業で周年記念として顧客還元セールや集客イベントを実施した。主力のホームセンター事業は部門別では、DIY用品で防災、防犯用品が増加した他、リフォーム等の工事関連が好調に推移したが、木材等の資材関連や塗料、電動工具等が減少した。この結果、売上高は74億3900万円(3.2%減.)となった。

園芸・ペット・カーレジャー用品では、夏の猛暑や天候不順の影響により、花苗、生花等の生物や、肥料、園芸薬品、用土等が減少した。ペット用品関連は生体が堅調したものの、フード等の用品が減少した。また、カー用品等が減少した。売上高89億8300万円(4.8%減)。

家庭用品、日用品、雑貨関連では、紙製品や飲食品が増加したものの、キッチン用品や清掃用品等が減少した。また、冷房用品や暖房用品等の季節品が低調に推移した。売上高は78億6300万円(1.5%減)となった。店舗面では収益力向上を目的とした既存店のホームセンター「ジャンボエンチョー富士店」や「ジャンボエンチョー下川原店」の全面改装を行った他、全店舗で地域に根差した品揃えの強化に注力している。期末店舗数は57店舗(ホームセンター23店、ハードストック11店、ダイソー2店、ズースクエア3店、casa2店、SWEN16店)。

 

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