「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」を3月9日から3日間実施

東日本大震災から3月11日で5年を迎え、連日、被災地の復興状況が報道されている。
小売業各社も、継続的な募金活動をはじめ、節目節目でさまざまな復興支援のイベントを実施している。

 

被災した東北や北関東の各県にグループ企業店舗をネットワークするイオンも毎年、支援活動を展開する。今年は明日9日から震災当日の11日までの3日間、「にぎわい東北―つなげよう、ふるさとのチカラ」というテーマのもと、グループを挙げて「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」を実施する。新たに、ミニストップと、九州や山口県に食品スーパーマーケットを展開するレッドキャベツが加わり、過去最大となる4700店舗でのキャンペーンとなる。

「黄色いレシートキャンペーン」の始まりは、2001年10月11日の「イオンデー」から。お客がレジ精算時に受け取った黄色いレシートを、地域のボランティア団体名が書かれた店内備え付けのBOXへ投函すると、レシートの買上金額合計の1%に相当する希望の品物をそれぞれの団体に寄付することができるという仕組み。毎月、11日の「イオンデー」で展開されてきた。
2001年から2014年度までに、のべ約21万8600団体へ総額24億6400万円を超える品物を贈ってきている。

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(イオンHPより)

とくに東日本大震災発生以降の2012年からは、東北復興支援活動の一環として3月に、そのキャンペーン期間を3日間に拡大して、被災地の子どもたちを応援する活動に寄付する。
昨2015年度は、岩手・宮城・福島の子ども育英基金に総額約8346万円を寄付した。また2015年度までにこのキャンペーンを通じて被災地に贈られた累計寄付金額は6億2603万円にのぼる。

 

5年目を迎える今年をイオンは、「復興支援」のステージから「地域(ふるさと)の創生」へと次の一歩を踏み出す年と位置づけ、その東北創生を担う岩手・宮城・福島の子どもたちを改めて応援する。

 

東北応援「イオン幸せの黄色いレシートキャンペーン」概要は以下の通り。
●期間:2015年3月9日(水)~11日(金)
●実施店舗:全国約4700カ所のグループ店舗
●実施企業:イオンリテール(株)、イオン北海道(株)、イオン九州(株)、イオン琉球(株)、(株)サンデー、(株)ダイエー、(株)ボンベルタ、イオンスーパーセンター(株)、イオンビッグ(株)、MV北海道(株)、MV東北(株)、MV東海(株)、MV中部(株)、MV西日本(株)、MV九州(株)、(株)クリエイト、(株)光洋、MV南東北(株)、MV関東(株)、MV長野(株)、MV北陸(株)、(株)マルナカ、(株)山陽マルナカ、イオンマーケット(株)、ミニストップ(株)、(株)レッドキャベツ、イオンモール(株)とイオンタウン(株)の各社専門店(一部店舗を除く)
※MVはマックスバリュの略称

 

寄付先は、岩手県「いわての学び希望基金」、宮城県「東日本大震災みやぎこども育英募金」、福島県「東日本大震災ふくしまこども寄附金」の3カ所。

 

わざわざ黄色いレシートを発行しなくても、期間内の売上げの1%を寄付すすればいいという指摘もあるが、東北の被災地の子供たちの自立を促す支援活動にお客を参加させるという意図があるのだろう。それも一つの考え方だ。

 

一方で、関西の㈱万代は被災後、東北からの新卒採用活動を増やしている。これも子供たちの自立を支援する有意義な取り組みだ。

 

復旧すらままならない5年目の東北被災地。年に1回の取り組みだけではない、継続的な支援が必須だ。
小売サービス業としての支援の仕方は、いろいろあるし、長期的で地道な支援活動こそが大事である。

 

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