3月通販統計|総売上高1143億3.2%増/雑貨好調「文具・事務用品」は18.5%増
公益社団法人日本通信販売協会(略称=JADMA、東京都中央区、阿部嘉文会長)が、3月度の売上高調査を発表した。
正会員462社のうち、協会の理事社・監事社を中心とする会員企業計130社を対象として集計している。会員企業は、アスクル、ジャパネットホールディングス、ジュピターショップチャンネル、スタートトゥデイ、ベルーナの大手EC企業、百貨店、家電チェーン、イオンドットコムなどの大手小売業などだ。アマゾンジャパンは参加していない。
3月度の総売上高は1142億5200万円で、前年同月比3.2%の増加。「雑貨」が11.3%と二桁増。とくに「文具・事務用品」は18.5%と伸び率が高かった。新入学・新学期の始まりの影響だ。また「化粧品」も5.0%と好調だった。
一方で、「食料品」は▲5.6%と振るわず。そのなかで「健康食品」は▲8.0%と大きく前年を下回った。しかし「健康食品を除くもの」は1.0%となんとか前年を上回った。「通信教育・サービス」▲5.6%、「衣料品」▲3.7%、「家庭用品」▲0.4%とマイナスが並ぶ。
3月の1社当たりの平均受注件数は、7万4176件。回答したのは97社。
商品別の売上高(構成比)、そして前年同月比は次の通り。
衣料品 197億0600万円(17.2%) ▲3.7%
家庭用品 181億8700万円(15.9%) ▲0.4%
雑貨 560億4900万円(49.1%) +11.3%
・文具、事務用品 298億4500万円(26.1%) +18.5%
・化粧品 98億8800万円( 8.7%) +5.0%
・上記を除く項目 163億1600万円(14.3%) +3.7%
食料品 168億8200万円(14.8%) ▲5.6%
・健康食品 121億5300万円(10.6%) ▲8.0%
・健康食品を除く 47億2900万円( 4.1%) +1.0%
通信教育・サービス 19億3900万円( 1.7%) ▲5.6%
その他 14億8900万円( 1.3%)▲14.5%