5月SC統計|既存店売上高5218億円・2.8%減/GW休日減と天候不順が影響

5月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が、一般社団法人日本ショッピングセンター協会が発表した。

既存店売上高は5218億5188万円で前年同月比2.8%減と、4カ月ぶりに前年を下回った。ゴールデンウイークの休日が昨年より1日少なかったことと、天候不順が主なマイナス要因だ。

テナントは2.7%減と4カ月ぶりのマイナス。月前半の低温が響き、夏物商材が伸び悩み、衣料品が苦戦した。キーテナントは3.5%減で4カ月連続で前年を下回っている。


(日本ショッピングセンター協会 販売統計調査より)

立地別にみると、大都市・中都市・周辺都市すべて前年に届かなかった。テナントもすべてマイナスで、唯一、大都市のキーテナントが1.1%増と前年を上回った。

地域別では9地域すべてが前年割れ。とくにマイナス幅大きかったのは、四国▲5.2%、中国▲4.9%、九州・沖縄4.0%で西日本が苦戦した。

都市規模別では、政令指定都市は1.6%減。リニューアル効果が続いている千葉市1.7%、川崎市1.1%の2都市が増収。横浜▲5.0%、神戸市▲4.9%をはじめ11都市は前年を下回った。

また政令指定都市以外の地域は▲3.7%。9地域中、北海道だけが0.8%と前年をクリアしたが、九州・沖縄の▲5.9%をはじめ、8地域が前年実績に届かなかった。

>SC販売統計調査報告2018年05月

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