6月生協統計|総供給高0.6%増/宅配0.3%増・個配1.8%増も店舗1.8%減

日本生活協同組合連合会(本田英一代表理事会長)は、6月度の供給高(売上高)速報を発表した。全国66主要地域を集計している。

6月は、総供給高(売上高)2223億1100万円で、前年同月を0.6%上回った。

店舗販売は753億6200万円で1.8%減。客数が伸び悩んだ。商品別では農産が不調だった。その中で米はブランド化が進んだうえ、価格が上昇しているため、伸びている。プロモーションも強化している。

宅配は1415億7900万円、0.3%増で39カ月連続前年超えである。利用人数は堅調に伸びて、全体を牽引している。そのうち個配は987億6700万円の1.8%増と伸長している。

西日本豪雨では「広島と岡山で1店舗ずつ浸水被害が出た。また愛媛にある宅配センターの車が20台ほど水に浸かって動けない状況も発生した。道路が寸断されたことや取引先の被害も多く、商品を配送できないエリアもあった。まだ通常の状態には戻っていない。被災後は、安否確認をしながら生活必需品を個配した。募金活動を開始しているが、今後はボランティアも行っていく予定だ」(日本生活協同組合連合会渉外広報本部の伊藤治郎本部長)。

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