7月外食産業統計|豪雨・猛暑・土曜1日減で客数減だが単価上昇で売上高2.0%増

一般社団法人日本フードサービス協会(JF)が、7月の外食産業市場動向調査を発表した。

フードサービスを業態別に集計した本調査は、新店を含めた全店を対象にしている。7月末時点で、調査対象企業数は194社、店舗数3万6524店。6月に比べて企業数は6社減り、店舗数も165店減少した。

売上高は0.5%増で、23カ月連続で前年を上回った。

土曜日が1日少ない曜日回りや西日本豪雨、全国的な猛暑、台風などの天候要因で客数は1.1%減少した。しかし、価格改定やキャンペーン、季節メニューの訴求などで客単価が上昇したことが、売上げ増加につながった。

売上高が前年を上回ったのは、ファストフード2.0%とディナーレストラン0.2%の2業態だ。一方で4業態は前年を下回った。居酒屋は▲6.7%、パブ・ビアホールは▲3.1%、喫茶は▲2.0%、ファミリーレストランは▲0.5%。

業態別では、ファストフードの「洋風」が、季節商品や500円のランチセットが好調で3.0%増。「和風」は鰻が好調で2.6%増。また、ファミリーレストランの「中華」はキャンペーンの仕掛けもあって2.9%増だった。「焼き肉」は天候や曜日回りなどマイナス要因があるなか、客数が2.1%伸長し、売上高は2.0%増と好調に推移した。

>外食市場動向2018年7月

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