9月総合スーパー統計|既存店1.9%増/食品2.8%増も衣料品5.6%減

日本チェーンストア協会から「チェーンストア販売統計9月度速報」が発表された。この協会の加盟社には総合スーパー業態を運営する企業が多いことから、商人舎ではこの統計を総合スーパーの大まかな動向を見る指標としている。

9月の加盟企業数58社、1万0318店舗。企業数は8月から2社増えて、店舗数は1カ月で106店舗増加した。また前年同月からは599店舗増えている。

9月の総販売額は1兆0861億4557万円。既存店べースでは1.9%前年を上回った。

食料品は2.8%、住関品は0.8%の増収だ。衣料品は、婦人・紳士衣料ともに振るわず、5.6%減。

9月の部門別の全店売上高(売上構成比)と、店舗調整後の前年同月比は以下の通り。
食料品    7074億4008万円(68.3%)+2.8%
・農産品   1064億0965万円 (10.3%)+5.3%
・畜産品   830億9135万円  (8.0%) +1.9%
・水産品   617億8172万円  (6.0%) +2.5%
・惣 菜   861億4710万円  (8.3%) +3.5%
・その他食品 3700億1026万円(35.7%) +2.2%
衣料品      715億4780万円(6.9%) ▲5.6%
・紳士衣料    119億1388万円  (1.1%) ▲6.5%
・婦人衣料    198億9273万円  (1.9%) ▲7.7%
・その他の衣料・洋品 397億4119円(3.8%)▲4.1%
住関品        1947億0482万円(18.8%) +0.8%
・日用雑貨品   813億5755万円   (7.9%) +0.5%
・医薬・化粧品 271億6751万円    (2.6%) +0.2%
・家具・インテリア 468億3041万円(4.5%)+2.2%
・家電製品      87億7341万円   (0.8%) +0.9%
・その他商品   305億7594万円   (3.0%) +0.2%
サービス           25億5725万円(0.2%)  ▲4.9%
その他          601億3279万円(5.8%)  +5.0%

食料品の伸びをけん引したのは相場高の農産品で5.3%増。キャベツ、きゅうり、きのこ類、カット野菜などが好調だった。畜産品は牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵も好調で1.9%増。ハム・ソーセージの動きは鈍かった。水産品は、刺身盛り合わせ、さんま、まぐろなどが売上げを伸ばして2.5%増。惣菜は、揚げ物、焼き物、弁当、寿司の動きが良く3.5%増だった。

婦人衣料は 7.7%減。マニッシュスーツ、カットパンツ、ジーンズなどに動きが見られたが、サマーフォーマル、ブラウス、レギンスが苦戦した。 紳士衣料は6.5%減。スーツ、ドレスシャツなどが伸長したものの、ジャケット、スラックス、アウターの動きが鈍かった。

日用雑貨品、医薬・化粧品、家具・インテリア、家電製品は前年をクリアしている。

>チェーンストア販売統計2018年9月

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