10月労働力調査統計|非正規社員115万人増・失業者18万人減・失業率2.4%

総務省統計局から10月の「労働力調査(基本集計)」速報が発表された。

10月の就業者数は6725万人。前年同月に比べて144万人増え、70カ月連続の増加となった。就業者とは、従業者と休業者を合わせたもので、大きく分けて「自営業主・家族従業者」「雇用者」がある。

雇用者数は5996万人と、前年同月より119万人増え、こちらも70カ月増加が続いている。
このうち、正規の職員・従業員は3522万人。前年同月に比べて37万人プラスで、47カ月増加が続いている。非正規の職員・従業員は2156万人で115万人増え、13カ月連続のプラスだ。

産業別従業者を見てみると「宿泊業、飲食サービス業」は前年同月に比べて52万人、「学術研究、専門・技術サービス業」は16万人、「医療、福祉」は15万人増加した。

そして卸売業・小売業の従業者数は、9万人アップの1088万人。12業種に分かれている主な産業別就業者数の中で一番多く、全体の18%を構成する。次に多いのは製造業の1052万人だ。しかし製造業は8万人減少した。また、建設業も8万人減だ。

その結果、就業率は60.6%で、前年同月に比べて1.4ポイント上昇している。

一方で、完全失業者数は18万人減少して163万人。101カ月連続で減少している。季節調整値の完全失業率は2.4%で、前月に比べ0.1ポイント上昇した。

非労働力人口は4211万人。前年同月に比べて134万人減って、41カ月連続で減少している。

⇒総務省総務局「10月労働力調査(基本集計)」

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