11月訪日外客数統計|3.1%増245万人で最高記録更新中/欧米の外客数伸長
日本政府観光局(JNTO)が、2018年11月の訪日外客数を発表した。
2018年11月の訪日外客数は、前年同月比3.1%増の245万1000人。2017年11月の237万8000人を約7万人上回り、毎月同じフレーズになるが、11月としては過去最高を記録した。
韓国、台湾、香港では、夏から秋にかけて、西日本豪雨や北海道胆振地震、台風21号、24号上陸といった災害の影響により、これらの地域への旅行客が落ち込んだ。一方で、欧米は、好調なクルーズ船需要や訪日旅行プロモーションの効果から好調な伸びを示し、増加した。
また17市場(中国、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)で11月の外客数は過去最高を記録した。
1月から11月までの累計を見ると、ベトナム、イタリア、ロシア、スペインが10月時点で前年を超えたのに加え、中国、タイ、フィリピン、インド、米国、英国、フランス、ドイツの8市場が11月で前年を上回り、過去最高を更新している。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックまではこの傾向が続きそうだ。