12月総合スーパー統計|年末商戦0.7%減/2018年総販売額は12.9兆円
日本チェーンストア協会から「チェーンストア販売統計12月度速報」と「2018年の販売状況」が発表された。この協会の加盟社には総合スーパー業態を運営する企業が多い。そのため、商人舎ではこの統計を総合スーパーの動向として見ている。
総販売額は、12兆9883億0500万円。既存店▲0.2%で3年連続のマイナス。12月段階の加盟企業数は58社1万0447店舗。前年同月から543店舗増えている。
部門別の売上高(売上構成比)と、店舗調整後の前年比。
食料品 8兆5739億0195万円(66.0%) +0.4%
・農産品 1兆2232億8961万円(9.4%) +2.0%
・畜産品 1兆0057億7851万円(7.7%) ▲0.5%
・水産品 7734億0727万円(6.0%) ▲0.1%
・惣 菜 1兆0357億2301万円(8.0%) +0.8%
・その他食品 4兆5357億0355万円(34.9%) +0.2%
衣料品 1兆0094億0034万円(7.8%) ▲5.3%
・紳士衣料 1922億7658万円(1.5%) ▲6.8%
・婦人衣料 2799億5727万円(2.2%) ▲7.9%
・その他の衣料・洋品 5371億6649万円(4.1%) ▲3.2%
住関品 2兆5754億9944万円(19.8%) ▲0.8%
・日用雑貨品 9932億3882万円(7.6%) ▲2.5%
・医薬・化粧品 3721億6307万円(2.9%) +1.0%
・家具・インテリア 6994億2866万円(5.4%) +1.7%
・家電製品 1151億3552万円(0.9%) ▲6.4%
・その他商品 3955億3337万円(3.0%) ▲0.3%
サービス 337億6233万円(0.3%) +1.2%
その他 7957億4131万円(6.1%) +1.9%
前年を上回ったのは「農産品」「惣菜」「その他食品」「医薬・化粧品」「家具・インテリア」「サービス」「その他」。
2018年の四半期ごとの動向は次の通り。
1月~3月/食料品が堅調に推移した。衣料品と住関品は天候不順の影響で伸び悩み。
4月~6月/農産品の相場安で食料品は伸び悩んだ。衣料品と住関品は天候不順で不調。
7月~9月/農産品の相場高、猛暑効果もあって食料品は好調だった。衣料品、住関品は台風など天候要因の影響で動きは鈍かった。
10月~12月/食料品は相場安に悩み、衣料品、住関品も天候不順の影響を受け苦戦した。
師走商戦の12月の総販売額は1兆2941億3274万円で、0.7%減。
部門別の売上高(売上構成比)と、店舗調整後の前年同月比。
食料品 8464億5350万円(65.4%)▲0.8%
・農産品 1113億3585万円(8.6%) ▲4.8%
・畜産品 1009億3571万円(7.8%) ▲1.1%
・水産品 836億1356万円(6.5%) ▲0.8%
・惣 菜 1013億2938万円(7.8%) ▲1.1%
・その他食品 4492億3900万円(34.7%) +0.3%
衣料品 969億3260万円(7.5%) ▲4.7%
・紳士衣料 189億3747万円(1.5%) ▲9.2%
・婦人衣料 228億9320万円(1.8%) ▲8.7%
・その他の衣料・洋品 551億0193円(4.3%) ▲1.2%
住関品 2619億5788万円(20.2%) +1.0%
・日用雑貨品 1000億0518万円(7.7%) ▲0.9%
・医薬・化粧品 363億4834万円(2.8%) ±0%
・家具・インテリア 737億5208万円(5.7%) +3.8%
・家電製品 140億4853万円(1.1%) ▲0.4%
・その他商品 378億0375万円(2.9%) +2.2%
サービス 38億1225万円(0.3%) +1.6%
その他 849億7651万円(6.6%) +0.4%
食料品は農産品が相場安の影響を受けて苦戦した。衣料品、住関品は月の前半、気温が高めだったため、季節商品を中心に動きが鈍かった。