2月総合スーパー統計|既存店2.5%減/暖冬で冬物商品苦戦し衣料9.2%減
日本チェーンストア協会から「チェーンストア販売統計2月度速報」が発表された。この協会の加盟社には総合スーパー業態を運営する企業が多いことから、この統計を総合スーパーの動向として報告する。
加盟企業数は1月と変わらず58社。店舗は前月から38店舗増えて1万0519店舗だ。また前年同月と比較すると528店舗増えている。
2月の総販売額は9524億4098万円。既存店は前年同月を2.5%下回った。
食料品は農産品が相場安の影響を受けて6.4%減と苦戦した。衣料品は気温が高かったことで春物商品は良かったが、反対に冬物商品の動きが鈍かった。紳士9.7%減、婦人9.3%減と売上げを伸ばせず、全体でも9.2%減と低迷した。住関品は0.7%で前年超え。家具・インテリアが好調だった。
部門別の売上高(売上構成比)と、店舗調整後の前年同月比。
食料品 6550億7303万円(68.8%)▲3.1%
・農産品 927億6353万円 ( 9.7%)▲6.4%
・畜産品 759億1688万円 ( 8.0%)▲4.3%
・水産品 590億9404万円 ( 6.2%)▲1.1%
・惣菜 780億7026万円 ( 8.2%)▲2.2%
・その他食品 3492億2832万円 (36.7%)▲2.4%
衣料品 590億8574万円( 6.2%)▲9.2%
・紳士衣料 113億5677万円 ( 1.2%)▲9.7%
・婦人衣料 178億7342万円 ( 1.9%)▲9.3%
・その他衣料・洋品 298億5555万円 ( 3.1%)▲9.0%
住関連 1817億0498万円(19.1%)+0.7%
・日用雑貨品 726億6258万円 ( 7.6%) +0.3%
・医薬・化粧品 277億7468万円 ( 2.9%) +0.4%
・家具・インテリア 471億4647万円 ( 5.0%) +2.5%
・家電製品 78億7721万円 ( 0.8%)▲6.3%
・その他商品 262億4404万円( 2.8%) +1.2%
サービス 24億2904万円( 0.3%)▲2.0%
その他 541億4819万円( 5.7%)+2.3%