3月外食産業統計|好天と送迎会需要で客単価伸び売上高2.8%増
3月の外食産業市場動向調査の結果が、一般社団法人日本フードサービス協会から報告された。
業態別に全店を調査している。3月の調査対象企業数は196社で前月から3社減った。また、店舗数も669店舗減少して3万5798店舗だ。その中でファストフードは1万9444店舗で全体の半数以上を占める。
3月は日曜日が一日多い曜日まわりと、天候が安定したことで、全体売上高は2.8%増と31カ月連続で伸長した。しかし、客数は0.7%減少。客単価の3.5%増がこれをカバーした。
業態別伸び率では、ディナーレストラン3.8%、ファストフード3.4%、パブ・ビアホール3.2%、ファミリーレストラン2.3%、喫茶1.1%、居酒屋0.7%。全業態が前年を上回った。
とくに、ファストフードの「洋風」は6.4%増。季節限定メニューやランチセットが好調で、客数も伸びた。ファミリーレストランの「中華」は5.7%増。フェアメニューやアルコールのクーポン配布などもあって客足が堅調、客単価も上昇した。ディナーレストアランは送迎会需要が奏功した。