4月総合スーパー統計｜既存店1％減/生鮮3品減収･紳士＆婦人衣料二桁減
「チェーンストア販売統計4月度速報」が日本チェーンストア協会から発表された。この協会の加盟社には総合スーパー業態を運営する企業が多い。商人舎ではこの統計を総合スーパーの動向をほぼほぼ示しているとして、報告する。
加盟企業数は3月と変わらず58社。店舗は前月から23店舗増えて1万0619店だ。また前年同月と比較すると554店舗増えている。
4月の総販売額は1兆0642億6949万円。既存店売上高は前年同月を1.0ポイント下回った。
食料品は0.7％減。農産0.7％減、畜産2.3％減、水産0.1％減と、生鮮3品は揃って前年割れだ。惣菜は、揚げ物、焼き物、焼き鳥、要冷惣菜、米飯、寿司が好調で、0.5％伸長した。
衣料品は天候不順の影響を受けて7.0％減と苦戦した。紳士衣料11.9％減、婦人衣料10.4％減と、ともに二桁減だ。
住関品は、日用雑貨品、医薬・化粧品、家電製品は前年を下回ったが、家具・インテリアが13.3％増と大きく伸長したことで、全体では1.2％増収だ。ソファベッド、マットレス、カーテンなど、新生活に必要な商品が売上げを伸ばした。
部門別の売上高（売上構成比）と店舗調整後の前年同月比。
食料品 6861億7707万円（64.5％）▲0.7％
・農産品 965億5510万円 （9.1％） ▲0.6％
・畜産品 798億8355万円 （7.5％） ▲2.3％
・水産品 625億6198万円 （5.9％） ▲0.1％
・惣菜 850億4738万円 （8.0％） +0.5％
・その他食品 3621億2906万円 （34.0％） ▲0.8％
衣料品 822億6851万円 （7.7％） ▲7.0％
・紳士衣料 146億3701万円 （1.4％）▲11.9％
・婦人衣料 214億9673万円 （2.0％）▲10.4％
・その他衣料・洋品 461億3477万円 （4.3％） ▲3.5％
住関連 2279億3207万円 （21.4％） +1.2％
・日用雑貨品 804億8361万円 （7.6％） ▲1.8％
・医薬・化粧品 284億0469万円 （2.7％） ▲5.3％
・家具･インテリア 789億8610万円 （7.4％）+13.3％
・家電製品 73億4094万円 （0.7％） ▲6.3％
・その他商品 327億1673万円 （3.1％） ▲7.9％
サービス 27億8616万円 （0.3％） +3.5％
その他 651億0568万円 （6.1％） ▲3.2％