4月ドラッグストア統計|調剤13.8%増で販売額3.3%増収/ウエルシア6%増

経済産業省発表「商業動態統計速報」では4月のドラッグストア販売額は5475億円、前年同月比3.3%増と好調だ。店舗数も5.3%増と大きく伸長して1万5960店になった。



(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より)

4月は9カテゴリー中、8カテゴリ―が前年を上回った。伸び率が最も高かったのは調剤医薬品で13.8%の二桁増。続いて全体売上額の約30%を占める食品が6.2%伸長している。

唯一前年に届かなかったのはトイレタリーで0.1%減だ。

ドラッグストア主要チェーン5社の4月の既存店成績を見てみよう(%は前年同月比)。

ウエルシアホールディングス 売上げ+6.0%(客数+1.7%、単価+4.3%)
ツルハホールディングス 売上げ+0.8%(客数▲0.7%、単価+1.6%)
サンドラッグ ドラッグストア事業 売上げ▲3.8%
マツモトキヨシホールディングス 売上げ▲4.2%(FC+13.6%)
コスモス薬品 売上げ+1.3%

主要5社のうち既存店売上高が前年を上回ったのは、ウエルシア6.0%、コスモス薬品1.3%、ツルハ0.8%の3社。マツモトキヨシ▲4.2%、サンドラッグ▲3.8%は前年割れだ。

ドラッグストア業界では、6月1日にココカラファインとスギホールディングスの経営統合協議開始の発表があった。2社の4月の実績を見てみると、ココカラファインの既存店は1.7%減、スギグループは2.7%増と明暗が分かれている。ココカラファインはマツモトキヨシとの統合協議も進んでいるため、今後の展開で主要チェーンの並びは変わってくる。

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧