4月家計調査統計|二人以上消費支出1.3%増/二人以上の勤労世帯は0.3%減
4月の「家計調査報告」速報が、総務省統計局から発表された。
二人以上の世帯の消費支出は30万1136円。前年同月比は実質1.3%増と、5カ月連続で前年を上回った。
消費支出が増加したのは、「食料」「保健医療」「交通・通信」「教育」「教養娯楽」の5項目。
一方で、「住居」「光熱・水道」「家具・家事用品」「被服及び履物」は前年を下回っている。
食料費は7万7463円。1.9%増と4カ月連続で前年を上回った。
食料費のうち、消費金額が前年を上回ったのは、果物2832円(5.7%)、菓子類7010円(5.5%)、調理食品1万0107円(5.5%)、外食1万4562円(5.2%)、飲料4594円(5.1%)、穀類6507円(3.2%)の6項目だ。油脂・調味料は3469円で横ばい。
前年を下回ったのは、魚介類5738円(▲1.6%)、酒類3120円(▲2.3%)、野菜・海藻8626円(▲2.4%)、乳卵類3747円(▲3.1%)、肉類7149円(▲3.3%)の5項目。
また、2人以上の勤労者世帯の実収入は1世帯当たり52万5927円。前年同月比実質1.1%増と、6カ月連続で増加している。ただし勤労者世帯の消費支出額は0.3%減の33万7164円と、4カ月ぶりに減少した。収入は増えていても消費額は減少している。ここには節約志向が表れている。
>第1表 主要家計指標-二人以上の世帯
>第2表 1世帯当たり1カ月間の収入と支出 -二人以上の世帯
*出典 家計調査結果(総務省統計局)
*上記の総務省の表はWeb版「月刊商人舎」のDATABASEにも掲載中。