5月訪日外客数統計|277万人3.7%増/ベトナム42%増・ロシア30%増

日本政府観光局(JNTO)が、2019年5月の訪日外客数を発表した。

5月のインバウンド客数は277万3000人で、前年同月に比べて3.7%増加した。5月としては過去最高を記録した。

市場別では、インドが単月として過去最高を記録した。また、中国、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、豪州、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペインの14市場は5月として過去最高だった。

東アジアは、中国が13.1%増加した。1月からのビザ緩和効果で二桁の伸びだった。しかし、韓国(▲5.8%)、台湾(▲3.1%)、香港(▲0.8%)の3カ国は前年同月に届かなかった。ゴールデンウイークで、訪日旅行商品が高騰したこと、観光地の混雑などが減少要因だ。

東南アジアは、ベトナムが41.6%の伸び。藤や芝桜、ネモフィラなど花鑑賞を目的とした旅行商品の販売が好調だった。また、学校休暇の開始に伴う旅行需要の高まりも追い風となった。

欧米豪からの来訪は、全市場で前年同月を上回って、好調だった。とくにロシアは、航空路線の新規就航や大幅な増便、機材大型化による航空座席供給量の増加に加え、プロモーション効果もあり、30.2%増と大きく伸長した。

>訪日外客数(2019年5月推計値)

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