5月コンビニ統計|高温&GW行楽需要で売上高1.7%増も客数1.1%減

日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)が5月度コンビエンスストア「統計調査月報」を発表した。

調査対象企業は(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社だ。

5月は全国的に平均気温が高く好天に恵まれため、アイスクリーム、冷やし麺等の調理麺、飲料などが好調に推移した。また、ゴールデンウイーク(GW)の10連休中後半の行楽需要もあり、全店・既存店ともに前年を上回った。コンビニは連休に強い業態である。さらに、冷凍食品やカウンター商材、米飯類等の中食も引き続き好調だった。

既存店売上高は8669億4100万円。前年同月比は1.7%の増収で、7カ月連続で前年を上回った。ただし客数は3カ月連続で前年に届かず、1.1%減の13億9567万人。客単価は621.2円で、2.8%増加した。

5月の店舗数は0.4%増えて5万5633店。その全店売上高は9407億3400万円で2.8%増。客数は14億9452万人で0.1%増。1店舗当たりの平均日販は54万5000円。平均客数は867人だ。客単価は629.5円で2.7%増。

商品別売上げは、主力の日配食品(一部、生鮮食品も含む)は0.8%増、加工食品は0.8%増、非食品は3.3%増、サービスは3.4%増とすべて前年を上回った。

大手コンビニ3社の既存店売上高はファミリーマートが2.4%増、ローソンが2.1%増、セブン-イレブンが0.7%増と揃って前年をクリアした。

しかし既存店客数はセブン▲1.9%、ローソン▲0.6%、ファミマ▲0.5%と3社とも前年を割っている。

いずれも好調なのは、ファミリーマート、ローソン、セブンの順で、かつてとは逆転してしまった。もちろん平均日販はセブンがまだまだ圧倒的に高い。

>JFAコンビニエンスストア統計調査月報

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