7月コンビニ統計|梅雨寒・台風で客数伸びず既存店2.5%減

日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)によれば、コンビニエンスストアの7月度既存店売上高は9170億6200万円で、前年同月比2.5%減と、2カ月連続のマイナスとなった。

客数は5カ月連続のマイナスで4.7%減の14億5844万人、客単価は629円で2.3%増加している。

店舗数は0.6%増加して5万5724店。その全店売上高は9869億7800万円で0.6%減少した。客数は15億4666万人で2.8%減。1店舗当たりの平均日販は57万1352円。平均客数は895人だ。

調査対象企業は(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社。

7月は昨年に比べ梅雨明けが遅く、台風の影響もあって、降水量が多く、気温も低かった。飲料、アイスクリーム、冷やし麺などの夏物商材の売れ行きが不調だったことから、主力の日配食品(一部生鮮食品も含む)は2.0%減だ。また行楽需要も影響を受け、全店・既存店ともに売上高は前年を下回った。一方で温かい調理麺、惣菜、冷凍食品の中食は好調に推移した。

加工食品は7.7%減。非食品が1.9%増、サービスは0.7%減。

大手コンビニ3社の既存店の売上高は、ファミリーマートが1.7%減、ローソンが2.3%減、セブン-イレブンが3.4%減。客数にいたってはセブン5.6%減、ローソン4.5%減、ファミリーマート3.6%減と、大きく落ち込んでいる。

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