10月ホームセンター統計|9月17%増から一転、販売額2550億円7.1%減
経済産業省発表の「商業動態統計速報」によるホームセンター10月の販売額は2550億円で、前年同月比7.1%の減少となった。9月は16.8%増の3026億円だったから、反動減となった。店舗数は9月から3店舗増えて、4356店舗。
カテゴリ-別に見ると、インテリアが12.7%減、園芸・エクステリアが11.9%減、家庭用品・日用品が10.6%減、オフィス・カルチャーが8.2%減、その他が8.1%減、ペット・ペット用品が8.0%減、カー用品・アウトドアが5.9%減、DIY用具・素材が1.7%減となった。一方、電気のみが2.7%の増加となった。
消費増税前の駆け込み需要の反動減が大きく影響した。
ホームセンター業界の主要4社とホームファッションのニトリの10月の既存店(%は前年同月比)成績を見てみよう。
(株)ニトリ
売上げ+13.0%、客数+4.5%、客単価+8.2%
DCMホールディングス(株)
売上げ▲10.9%、客数▲11.6%、客単価+0.8%
(株)コメリ
売上げ▲11.8%、客数▲9.9%、客単価▲2.2%
コーナン商事(株)
売上げ▲8.0%、客数▲8.5%、客単価+0.6%
(株)ナフコ
売上げ▲10.6%、客数▲13.0%、客単価+2.7%
ニトリの10月度は9月21日~10月20日の期間だ。9月10日間の駆け込み需要が上乗せされている。それが増収となっている理由だ。
11月度はマイナス転じているため、ホームセンター3社と同様、実際には反動減が生じている。