10月家計調査統計|2人世帯消費支出5.1%減、9月の反動減&台風19号影響

10月の「家計調査報告」速報が、総務省統計局から発表された。

2人以上の世帯の消費支出は27万9671円。前年同月比では実質5.1%減と、駆け込み需要の反動減で大きく消費支出が減少し、11カ月ぶりに前年を下回った。また台風19号の影響も大きかった。

2人以上の勤労者世帯では1世帯当たり実収入は53万6075円と、前年同月比で0.5%減少している。

費目を見ると、交際費、仕送り金などの「その他の消費支出」が3.8%増加した以外は、すべてが減少した。二桁減となったのは、「家具・家事用品」16.3%減、「教育」15.9%減、「住居」12.7%減、「被服及び履物」10.7%減だった。その他は「交通・通信」6.3%減、「教養娯楽」5.1%減、「光熱・水道」4.6%減、「食料」3.9%減、「保健医療」2.8%減。

食品の内訳を見ると、台風19号前後に買いだめ需要のあったパン2650円(+1.1%)、麺類1446円(+6.0%)、加工肉1454円(+2.8%)、調理食品1万0645円(+1.4%)は大きく伸長した。

一方で、肉類7282円(▲5.6%)、魚介類5797円(▲5.3%)、乳卵類3918円(▲1.4%)、果物3244円(▲3.4%)、野菜・海藻8798円(▲1.7)など生鮮食品への支出が減少している。

>第1表  主要家計指標-二人以上の世帯
>第2表  1世帯当たり1カ月間の収入と支出 -二人以上の世帯

*出典 家計調査結果(総務省統計局)

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