11月家計調査統計|2人以上の世帯消費支出、増税後2カ月連続減少

11月の「家計調査報告」速報が、総務省統計局から発表された。

2人以上の世帯の消費支出は27万8765円。前年同月比では実質1.4%減と、増税後2カ月連続で前年を下回った。

2人以上の勤労者世帯では1世帯当たり実収入は47万5548円と、前年同月比で3.8%増加している。

費目を見ると、「保健医療」6.0%、「教養娯楽」3.4%、「食料」0.2%が伸びた以外は、すべての支出が減少した。二桁減となったのは、前月に続き「教育」17.1%減、「家具・家事用品」13.1%減だ。「被服及び履物」6.8%減、「住居」4.1%減、「光熱・水道」1.5%減、「交通・通信」0.1%減。

食品の内訳を見ると、大きく伸長したのは、調理食品1万0641円(6.2%増)、加工肉1521円(4.6%増)、飲料4370円(4.6%増)、菓子類6850円(3.8%増)、パン2639円(3.4%増)、生鮮果物2936円(3.3%増)だ。

一方で、魚介類5902円(3.7%減)、野菜・海藻8366円(3.6%減)、肉類7436円(2.7%減)、乳卵類3756円(1.3%減)など生鮮食品への支出が減少している。

>第1表  主要家計指標-二人以上の世帯
>第2表  1世帯当たり1カ月間の収入と支出 -二人以上の世帯

*出典 家計調査結果(総務省統計局)

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