2月家計調査統計|2人以上の世帯支出0.3%減/増税後5カ月連続減少

総務省統計局が発表した2020年2月の「家計調査報告」によれば、2人以上の世帯の消費支出は27万1735円となり、前年同月比では実質0.3%減だった。増税後5カ月連続で前年を下回った。

2人以上の勤労者世帯では1世帯当たり実収入は53万7666円と、前年同月比で実質1.7%増加している。つまり収入は増加しているものの、消費活動は低調に推移しているということになる。

費目を見ると、「家具・家事用品」8.3%、その他に「保険医療」7.8%、「食料」4.2%、「住居」1.7%が増加している。大きく減少しているのは「被服及び履物」の7.7%減。

食品は実質4.2%増。その内訳を見ると、穀類の麺類1442円(10.1%増)、飲料の茶類1038円(11.1%増)、酒類3098円(10.9%増)が二桁伸長した。一方で乾物・海藻は719円(2.3%減)と支出が減少した。

第1表  主要家計指標-二人以上の世帯
第2表  1世帯当たり1カ月間の収入と支出 -二人以上の世帯

*出典 家計調査結果(総務省統計局)

 

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