3月コンビニ統計|既存店5.8%減収/外出自粛による客数減で大手3社も減収
日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)によると、3月のコンビニ既存店売上高は8338億9900万円の前年同月比5.8%減だった。全店売上高は8775億円の5.5%減。総店舗数は0.2%減の5万5710店。既存店は3カ月ぶりのマイナス、全店は6カ月ぶりのマイナスとなった。
既存店客数は、前年同月比8.2%減の12億8483万人。既存店平均客単価は、2.5%増。3月は、新型コロナウィルス感染拡大による外出自粛などが来店客数に影響をおよぼした。
日配食品は6.6%減、加工食品は4.7%減、非食品は3.3%減、サービスは19.8%減と不調だった。
一方で、弁当・惣菜などの中食が引き続き好調だったことに加え、冷凍食品、レトルト食品など日持ちする商品のまとめ買い需要が増加したことで、全店・既存店ともに客単価は前年を上回った。
調査対象企業は(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社。
大手コンビニ3社の3月既存店業績は客数減によって軒並み前年割れとなった。
セブン-イレブン:売上高3.2%減、客数7.1%減、客単価4.2%増
ファミリーマート:売上高7.6%減、客数10.1%減、客単価2.5%増
ローソン:売上高5.2%減、客数7.7%減、客単価2.7%増