8月外食産業統計|前年比84%/感染再拡大と帰省自粛で再びマイナス

一般社団法人日本フードサービス協会が発表した8月の外食産業市場動向調査では、外食全体の売上高は前年比84.0%だった。7月から再び拡大し始めたコロナ感染によって、8月前半を中心に客足が振るわなかった。

また、東京都などの自治体が飲酒業態に営業時間短縮を要請したことや、お盆の帰省を自粛する人が多かったこと、小中学校の夏休み期間が短縮されたことなどもマイナス要因となった。

業態別では、ファストフード3.4%減、ディナーレストラン34.9%減、ファミリーレストラン24.9%減。ファストフードはコロナ感染の再拡大による巣ごもり需要が続き、ドライブスルー、テイクアウト・デリバリーが好調だった。

パブ居酒屋業態59.0%減。なかでもパブ・ビアホール63.6%減、居酒屋57.7%減と苦戦が続いている。

8月の調査対象企業数は前月から11社増えて225社、店舗数は296店増えて3万8106店舗。その中でファストフードは2万2070店舗で全体の57.9%を占める。

 

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