10月スーパーマーケット統計|総売上高4.4%増・既存店3.6%増/生鮮3部門好調

スーパーマーケット販売統計10月度が発表された。一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、一般社団法人全国スーパーマーケット協会(NSAJ)の会員企業のうち、パネル270社の調査だ。

総売上高は9224億2236万円の前年同月比4.4%増。また既存店ベースでは3.6%増と2月以降9カ月連続で増加している。

売上げの内訳は、食品が8367億2144万円(前年同月比4.4%増)、非食品634億0928万円(7.0%増)、その他222億9215万円(3.4%減)。

食品の内訳を見ると、生鮮3部門は3277億5826万円(6.8%増)。3部門の中でも青果部門は1346億5810万円(8.1%増)。引き続き堅調な家庭内調理需要を背景にじゃがいもやねぎ類など土物類の好調が続いている。前年より気温が低く推移したことで鍋関連の食材の動きがよい一方で、前年好調だったトマトや洋菜などのサラダ商材は動きが悪かった。

水産の売上高は800億8233万円(5.9%増)。旬のさんま、秋鮭が不漁で相場が高騰していて、不振だが、引き続き堅調な家庭内消費需要のおかげで水産は好調だ。

畜産は1130億1783万円(5.9%増)。全般的には家庭での調理用食材への需要は堅調に推移している。

惣菜は926億5498万円(2.8%増)。イベント中止や家庭内調理機会の増加によって中食需要は低下し、それによって惣菜は不振トレンドが長引いていたが、回復傾向となった。

日配は1820億2543万円(3.1%増)。堅調な家庭内消費需要を背景にチルド商品、冷凍食品は好調である。前年に台風接近による買い溜めがあった地域では、パン類に反動減があった。

一般食品は2342億8277万円(2.9%増)。堅調な家庭内消費需要を背景に新米や調味料、手づくり用商材が引き続き好調だった。

■10月スーパーマーケット販売統計

■既存店前年同月比推移 2014年1月~

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