11月家計調査統計|2人以上支出27.8万円1.1%増/実収入は11カ月連続増
総務省統計局発表の「家計調査報告」によれば、11月の2人以上の消費支出は27万8718円で、物価変動の影響を除いた「実質」では前年同月比1.1%と、2カ月連続の増加になる。
費目別消費支出(2人以上世帯・実質)では、11月は例年より気温が高めだったことから冬物の動きが鈍く、「被覆および履物」が16.8%と大きく減少した。またパック旅行などの「教養娯楽」が9.4%減少している。
支出が大きく増加したのは授業料や補習教育料の「教育」で、26.4%増。家事用消耗品や白物家電を含む家庭用耐久財の「家具・家事用品」が10.8%増加した。また巣ごもり消費から水道光熱費は10.%と6カ月連続増加している。
新型コロナウイルス感染症拡大によって、外出控え、リモート勤務から交通費が42.4%減、パック旅行費が61.2減だった。
一方、2人以上の勤労者世帯の1世帯当たり実収入は、前年同月比0.6%増の47万3294円。こちらは11カ月連続の実質増加だ。