12月スーパーマーケット統計|既存店3.6%増/’20年は11兆3836億円6%増

スーパーマーケット販売統計12月度が発表された。一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、一般社団法人全国スーパーマーケット協会(NSAJ)の会員企業のうちのパネル270社の調査になる。

総売上高は1兆976億4322万円で前年比4.7%増、既存店は前年同期比3.6%増。既存店はコロナ禍のなか、2月以降11カ月連続で増加した。

売上げの内訳は、食品が9947億4904万円(3.9%増)、非食品761億670万円(2.7%増)、その他267億8796万円(1.6%減)。

食品のうち、生鮮3部門は3893億1395万円の4.5%増。青果が1430億7844万円(1.8%増)、水産1109億8581万円(4.6%増)、畜産1352億4971万円(7.4%増)と好調が続く。

惣菜は1106億143万円(0.8%増)、日配は2079億6322万円(4.3%増)、一般食品は2868億7044万円(4.1%増)。

新型コロナウイルス感染症は第3波が拡大し、忘年会の自粛やGOTOの一時停止、また年末年始の寒波予報などで年末を自宅で過ごす傾向が強まり、年始に休業するスーパーマーケットが増えたこともあって、保存の利く商品が売上げを伸ばした。おせちは予約を早期に締め切るほど好調だった。一部の店頭販売ではチャンスロスも生じた。また前年より気温が低く、鍋関連など冬物商材が好調だった。そして客数減、客単価増、買上点数増がの傾向は続いている。

2020年通期の販売統計も発表されている。
全店売上高は11兆3835億7172万円で前年比6.3%増、既存店売上高は5.0%増だった。
既存店では惣菜が100%と横ばいだったのが、それ以外の商品はすべて前年を大きく上回った。

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