3月外食産業統計|売上高前年比97.1%/洋風FFはテイクアウト需要堅調

一般社団法人日本フードサービス協会(東京都港区、赤塚保正会長)が3月の外食産業市場動向調査を発表した。調査企業数は前月より12社増えて225社、店舗数は632店増えて3万7389店舗。その中でファストフードは2万1620店舗と全体の57.8%を占めている。

3月21日に首都圏4都県に出されていた緊急事態宣言が解除されたが、営業時間短縮要請は継続されたことから、3月の全体売上げは対前年比97.1%。コロナ前の前々年比では80.4%と厳しい環境が続く。とくに酒類提供の時間を制限されたパブ・居酒屋業態への打撃は大きく、「パブ・ビアホール」は68.2%、「居酒屋」は57.9%、全体売上げでも60.3%だった。前々年比では32.1%と7割減だ。

ファストフード業態は、テイクアウト需要が堅調な「洋風」が109.1%と牽引し、全体売上げは103.9%。「和風」は97.4%。「麺類」は夜の営業短縮の影響が大きく92.7%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は、「回転寿司」が雛祭りや卒業などの家庭の慶事需要を取り込みテイクアウトが好調で売上げは109.4%。

ファミリーレストラン業態は営業時間の制限が続いた影響で90.3%。

ディナーレストラン業態は前年比101.1%。

喫茶業態は93.4%。

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