3月労働力調査|就業者51万人減の6649万人/完全失業率2.6%

総務省統計局が3月の「労働力調査」を発表した。3月の就業者は6649万人と前年同月に比べて51万人減少し、就業率は60.2%と前年同月に比べて0.2ポイント低下した。また雇用者も5967万人で前年同月に比べて42万人減少し、コロナ感染下で就業者・雇用者ともに12カ月連続で減少傾向が続く。

正規の職員・従業者は3560万人で前年同月に比べて54万人増となり、10カ月連続の増加であった。一方で非正規の職員・従業者は2054万人と、前年同月より96万人減り、13カ月連続の減少となった。産業別では 「宿泊業、飲食サービス業」 「サービス業(他に分類されないもの)」 「製造業」などが減少している。

完全失業率は2.6%と前月に比べ0.3ポイントの低下。なお完全失業者数は188万人で、前年同月と比べると12万人増加と、14カ月連続で前年同月を上回っている。「勤め先や事業の都合による離職」が10万人増加で、「自発的な離職(自己都合)」が1万人減少した。コロナの影響で勤務先や事業の都合によって退職を余儀なくされていることが見てとれる。

卸売・小売業の従業者数1081万人。前年同月と比べると2万人減少している。なかでも宿泊業・飲食サービス業は40万人減少の361万人と、13カ月連続の減少だ。

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