10月SC統計|既存SC売上高は前年同月比1.4%減、前月から7.6ポイント改善

(一社)日本ショッピングセンター協会(東京都文京区、清野智会長)が11月25日(木)に発表した「SC販売統計調査」によれば、10月の既存SC売上高は前年同月比伸長率マイナス1.4%となり、9月のマイナス9.0%から7.6ポイントの改善となった。

1日に緊急事態宣言等が解除された後は、徐々に来館者が増え前月からは改善したものの、GoToキャンペーン等の実施されていた前年を下回った。

立地別では中心地域・大都市は総合で前年同月比伸長率プラス0.3%と僅かに前年を上回った。中心地域・中都市は総合で前年同月比伸長率マイナス1.5%と微減だった。周辺地域は総合で前年同月比伸長率マイナス1.8%となった。

地域別をみると、全9地域で前年を下回った。関東は総合では前年同月比伸長率マイナス0.4%と僅かに前年を下回ったが、中心地域ではプラス0.6%と前年を上回った。

テナントは前年同月比伸長率マイナス1.8%と前年から微減となった。ただ前月との比較では8.7ポイント増と大きく改善した。一方、キーテナントは高額品の販売が好調だった百貨店が牽引し、前年同月比伸長率プラス0.5%と前年をわずかに上回った。

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