1月家計調査|2人以上世帯の消費支出28.7万円6.9%増/1世帯収入1.6%増

総務省統計局発表の1月の「家計調査報告」によれば、2人以上の世帯の消費支出は28万7801円で、物価変動の影響を除いた「実質」では前年同月比で6.9%増。ただし前月より実質1.2%の減少となった。

費目別消費支出(2人以上世帯・実質)では、昨年同月より増加したのは、「交通・通信」32.2%増、「住居」13.4%増、「保健医療」8.8%増、「被服及び履物」5.9%増、「教養娯楽」4.8%増、「家具・家事用品」2.8%増。減少したのは「教育」が3.9%減、「光熱・水道」が3.4%減。

1月は外食、国内パック旅行・宿泊料などの教養娯楽サービス、それらに伴う交通費あの支出が伸長した。

また、2人以上の勤労者世帯の1世帯当たり実収入は、47万9805円と前年同月比1.6%(実質)増加し、6カ月連続の増加となった。

家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。ただし全国約9000世帯を対象としているサンプル調査であることは、念頭においておきたい。

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧