7月家計調査|2人以上世帯消費支出は28.5万円3.4%増/実収入4.6%減

総務省統計局発表の7月の「家計調査報告」によれば、2人以上の世帯の消費支出は28万5313円で、前年同月比は物価変動の影響を除いた「実質」では3.4%の増加、名目6.6%の増加となった。前月比(季節調整値) は実質1.4%の減少。

費目別消費支出(2人以上世帯・実質)で、昨年同月より増加したのは「住居」19.0%増、「教育」16.2%増、「教養娯楽」11.2%増、「保健医療」9.3%増、「交通・通信」7.0%増、「被服および履物」0.6%増、減少したのは「家具・家事用品」5.6%減、「光熱・水道」が2.1%減、「食料」が1.3%減。消費金額の高い「食料」は6カ月連続の実質減少だった。

また、勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は65万7263円と、前年同月比で実質4.6%の減少、名目で1.6%の減少だった。

家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。ただし全国約9000世帯を対象としているサンプル調査であることは、念頭においておきたい。

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