10月労働力調査|就業者数6984万人で37万人増/卸・小売業1056万人で増加
総務省統計局が2024年10月の「労働力調査」を発表した。就業者数は6984万人で、前年同月に比べて37万人増加した。27カ月連続の増加となった。
正規の職員・従業員数は3688万人。前年同月に比べて77万人増加していて、12カ月連続の増加となった。一方で、非正規の職員・従業員数は2144万人で、前年同月より4万人増加している。2カ月ぶりに増加した。
就業者数が最も多い産業は「卸売業、小売業」で1056万人、次に「製造業」が1036万人。
就業者が大きく増加した主な産業は「情報通信業」が22万人、「医療,福祉」が12万人それぞれ増えている。逆に大きく減少した産業は「製造業」の17万人減、「建設業」の15万人減など。
10月の就業率は61.9%で、前年同月に比べ0.4ポイント上昇した。15~64歳の就業率は79.8%で0.7ポイント上昇した。
完全失業者数は170万人で、前年同月に比べて5万人減少した。3カ月連続の減少となった。完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月に比べて0.1ポイント上昇した。求職理由を前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」が3万人減少、「自発的な離職(自己都合)」が9万人減少、「新たに求職」は2万人増加した。