11月家計調査|消費支出1世帯当たり29.6万円で前年同月比実質0.4%減
総務省統計局が2024年11月の「家計調査報告」を発表した。
家計調査は家計の収入・支出、貯蓄・負債などを毎月調査し、景気動向の把握、生活保護基準の検討、消費者物価指数の品目選定とウエイト作成などの基礎資料として利用されている。
11月の消費支出(二人以上の世帯)は、 1世帯当たり29万5518円。前年同月比は実質で0.4%減、名目で3.0%増だった。季節調整値では前月に比べ、実質0.4%の増加している。
費目別で見ると、「教育」が実質31.9%の大幅プラス、「住居」が18.7%増、「保健医療」が0.8%増。
一方マイナスだったのは、「家具・家事用品」の13.8%減、「被服及び履物」の13.7%減、「光熱・水道 」と「教養娯楽」の2.9%減、「食料」0.6%減、「交通・通信」0.5%減。
一方、勤労者世帯の実収入(二人以上の世帯)は、1世帯当たり51万4409円と、前年同月比実質で0.7%、名目で4.1%の増加となった。