【6月大店立地法新設届出】イオンモール超大型2件、小松市と神戸市

大規模小売店舗立地法に伴う新設届出を申請した6月の店舗が、経済産業省から発表された。6月は合計56店舗の申請があり、各地区の件数は下記のとおり。

北海道 1(北海道1)
東北  7(宮城県4 山形県1 福島県2)
関東16(茨城県2 栃木県1 群馬県1 埼玉県2 東京都2 神奈川県4 さいたま市2 浜松市2)
中部10(愛知県4 岐阜県1 三重県2 石川県1 名古屋市2) 
近畿 9(滋賀県1 京都府1 大阪府2  兵庫県3 神戸市2)
中国 6(鳥取県1 島根県1 岡山県1 山口県1 広島市2) 
九州 6(福岡県1 佐賀県1 大分県1 北九州市2 熊本市1)
沖縄 1(沖縄1)

6月の申請で多い地域は関東で16店、それに続くのは中部の10店、近畿の9店となっている。

   詳細は下記表のとおり
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店舗面積をみると、6月は超大型店舗が目白押しだ。1万㎡以上の物件が8店舗もある。

まず、一番大型なのはイオンモール小松(石川県)で4万5723㎡。
計画地は、「小松市沖周辺土地区画整理事業地」に位置 し、JR北陸本線「小松駅」から南東約2kmの場所にあり、北陸新幹線の新駅の併設も予定されている。国道8号へのアクセスも至便であるほか、北陸の空の玄関口・小松空港が東約5kmに位置するなど、地域の交通結節点にある立地環境。「古九谷」の発祥の地でもあり、豊かな自然環境に育まれた農産物や海の幸、地酒や伝統的な和菓子なども多く、地域の歴史や文化、伝統が受け継がれた豊富な観光資源に恵まれている。開発コンセプトを“『加賀ノ国文化ヲ嗜ム』豊かな時と美意識が息づく加賀文化で過ごす”とし、小松市の新たなランドマークとなる商業施設づくりをめざす。

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(イオンモール株式会社 ニュースリリースより イメージ図)

次に広島市のLECT(レクト)が3万8980㎡。
㈱イズミが広島市の「海と島の博覧会ひろしま」の跡地に建設する。LECTとはLiving(住)、Eating(食)、Culture(知)、そしてTはTown(街)でありTime(時間)でもある。レストランやフードコート、食品スーパーマーケットからなるイズミの「食のゾーン」とホームセンターカインズが手がける「住のゾーン」が主となり、回遊性の高い商業空間の実現をめざす。

㈱イズミは、広島市に本社を置くスーパーチェーンを展開する企業。食品スーパーマーケットのゆめマート・イズミ、および、総合スーパーまたは大型ショッピングセンターのゆめタウン、オープンモールのゆめモールを展開し、西日本最大の勢力を誇る。

そして神戸市の(仮称)イオンモール神戸南の3万3000㎡。
兵庫区南部の「神戸市中央卸売市場本場西側跡地」に位置し、市中心部と西部の人口密集地を結ぶ神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前」に直結するほか、国道2号へのアクセスが便利であり、交通利便性の良好な立地である。

神戸市から事業者選定を受け、『Delicious Life Park』をコンセプトに計画を検討。神戸市中央卸売市場に隣接した立地特性を活かし、同市場ともコラボレーションした一大マーケトを展開する。市場ならではの臨場感溢れる食の体験、神戸ブランドの提供など、毎日欠かせない「食」を中心に、神戸市内の新たなランドマークとしてまちの賑わいを創出してゆく。

他にも1万㎡以上の店舗が5件。以下のとおり。
・愛知県の(仮称)イケヤ長久手の2万㎡
・群馬県のコメリパワー前橋店1万8330㎡、
・神奈川県の(仮称)スーパービバホーム厚木南インター店1万5335㎡
・神戸市の(仮称)東京インテリア家具神戸店 1万2683㎡
・宮城県の(仮称)コメリパワー佐沼店・ケーズデンキ佐沼店 1万2021㎡

6月は超大型のイオンモールが2件。コメリパワーも1万㎡以上が2件。またコスモス薬品をはじめとするドラッグストアは相変わらず届け出件数を伸ばしている。

これらの物件がオープンする予定の来年2月・3月は出店ラッシュとなりそうだ。

詳細は経済産業省出典の下記エクセル表を参照。

 ⇒大規模小売店舗立地法 (新設)届出の概要 【2016年6月末】
 ⇒大規模小売店舗立地法 (新設)の届出件数【2016年6月末】

*上記の経済産業省の表は商人舎magazineのDATABASEにも掲載中。

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