5月大店立地法届出|イオンモール西風新都4万㎡超・小名浜3万㎡超の2件申請
経済産業省から5月の「大規模小売店舗立地法にともなう新設届出申請」が発表された。各地の件数は次のとおりで合計40件。
北海道3(北海道2 札幌市1)
東北 3(青森県1 福島県1 仙台市1)
関東 8(群馬県1 埼玉県2 千葉県1 東京都1 静岡県1 さいたま市1 新潟市1)
中部 3(岐阜県1 名古屋市2)
近畿 7(大阪府4 和歌山県1 京都市1 酒井市1)
中国 6(広島県2 山口県3 広島市1)
四国 2(香川県1 愛媛県1)
九州 8(福岡県2 佐賀県1 長崎県2 熊本県1 宮崎県1 熊本市1)
5月の申請でもっとも多かった地域は関東と九州の8件。次いで近畿の7件、中国6件と続く。
詳細は表のとおりである。
(経済産業省出典の資料をもとに商人舎にて作成)
5月の申請で最大面積の案件はイオンモールの「(仮称)西風新都プロジェクト」4万3500㎡。計画地は、広島市の副都心として開発が進む「ひろしま西風新都」にあり、広島電鉄が開発する「西風新都グリーンフォートそらの」内。近くには大学や広島広域公園などがある。現在でも広島市街地をはじめ広島市一帯からのアクセスに恵まれた環境だが、将来的には計画地周辺への新交通システム「アストラムライン」の延伸計画もあり、多くの集客が見込まれる。オープン予定は2018年3月1日となっている。
次いで大型物件はこれもイオンモール。福島県の「(仮称)イオンモールいわき小名浜」で3万2933㎡。計画地は「小名浜港背後地開発ビジョン」において都市センターゾーンに位置付けられている「小名浜港背後地震災復興土地区画整理事業」地。南側は「 アクアマリンふくしま」などのアクアマリンパークがあり、いわき花火大会やいわきサンシャインマラソンなどのイベントが行われる観光スポットでもある。また北側は市街地が広がり、集客が期待できる。今回のモール建設は「小名浜みなとまち“周遊”モール」をコンセプトに、いわき市の掲げる復興のシンボルとして「活気溢れる都市拠点づくり」に寄与するもの。文化・情報・楽しさを融合した防災型モールの実現を目指す。新設日は2018年6月1日。
5000㎡以上の申請はほかに3件。
岐阜県の「イオンタウン本巣」 8777㎡。 2018年1月9日新設予定。
さいたま市の「(仮称)DCMホーマック大宮七里店」7750㎡、2018年2月1日新設予定。
埼玉県の「(仮称)鶴ヶ島計画」6397㎡、2018年1月17日新設予定。
毎月、多数出店申請するコスモス薬品は、4月の12件に対し、5月は10件の申請だった。
詳細は経済産業省発表の下記表を参照。
⇒大規模小売店舗立地法(新設)届出の概要【2017年5月末】
⇒大規模小売店舗立地法(新設)届出件数【2017年5月末】
*商人舎magazineのDATABASEにも掲載中。
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