8月総合スーパー統計|天候不順で衣食住すべてダウンで既存店売上高▲0.5%

日本チェーンストア協会から「チェーンストア販売統計8月度速報」が発表された。

協会加盟社は、総合スーパー業態を運営する企業が多い。商人舎ではこの統計を総合スーパーの動向として扱う。加盟企業数56社、店舗数9622店の調査結果。企業数は前月の7月と変わらないが、店舗数は1カ月で52店増えている。また前年同月から209店増加した。

8月の総販売額は1兆0779億7178万円。既存店売上高は▲0.5%だった。降水量が多く天候不順だったことで夏物商材が低調。食料品、衣料品、住関品すべて前年同月を下回った。

食料品は農産品、水産品は不調だったが、畜産品だけは1.9%プラス。牛肉・豚肉、鶏肉、鶏卵、ハム、ソーセージすべて好調に推移した。

衣料品は紳士服、婦人服、その他、すべてがマイナスで苦戦した。

住関品は▲0.5%。家具・インテリアだけが4.5%と大幅にプラス。籐製品、収納用品、羽毛布団、ダウンケット、掛け・敷布団カバーなどが好調だった。一方、日用雑貨品、医薬・化粧品、家電製品、その他はマイナスとなった。

部門別の売上高(売上構成比)、店舗調整後の前年同月比を見る。

食料品 7246億5032万円(67.2%) ▲0.3%
・農産品 1015億6046万円(9.4%) ▲2.4%
・畜産品 819億7180万円(7.6%) +1.9%
・水産品 628億2372万円(5.8%) ▲0.6%
・惣 菜 908億6692万円(8.4%) +0.3%
・その他食品 3874億2742万円(35.9%) ▲0.3%
衣料品 767億0816万円(7.1%) ▲4.4%
・紳士衣料 124億9180万円(1.2%) ▲6.5%
・婦人衣料 215億8922万円(2.0%) ▲9.0%
・その他の衣料・洋品 426億2714円(4.0%) ▲1.2%
住関品 2116億9330万円(19.6%) ▲0.5%
・日用雑貨品 816億1186万円(7.6%) ▲1.9%
・医薬・化粧品 320億5154万円(3.0%) ▲2.8%
・家具、インテリア 542億0595万円(5.0%) +4.5%
・家電製品 98億6018円(0.9%) ▲5.6%
・その他商品 339億6377万円(3.2%) ▲0.3%
サービス 29億5095万円(0.3%) +2.3%
その他  619億6905万円(5.7%) +1.4%

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