9月総合スーパー統計|売上高0.3%減/衣料1.4%増、食品・住関不調

「チェーンストア販売統計9月度速報」が日本チェーンストア協会から発表された。協会加盟社は総合スーパー業態を運営する企業が多いため、商人舎ではこの統計を総合スーパーの動向として扱う。

9月は加盟企業数56社、店舗数9719店の調査。企業数は前月の8月と変わらないが、店舗数は1カ月で97店増えている。また前年同月からは297店増加した。

9月の総販売額は1兆0049億3785万円。既存店売上高は▲0.3%だった。

食料品は▲0.1%。相場安の影響を受けて農産品が▲2.6%、水産品は引き続きアニサキス報道の影響から▲1.6%。畜産品は牛肉・豚肉、鶏肉ともに好調で3.0%と前年を上回った。鶏卵、ハム、ソーセージの動きも良かった。

衣料品は1.4%増と回復した。9月は秋物が動き、紳士服、婦人服すべてプラスだった。好調商品は、紳士服ではジャケットや Y シャツ、婦人衣料は、フォーマル、七分袖シャツ。

住関品は▲2.1%。日用雑貨品と家電製品がマイナスとなった。医薬・化粧品と家具・インテリアはプラスを維持した。家具・インテリア部門では、羽毛布団やカーテンなどが好調だった。

部門別の売上高(売上構成比)、店舗調整後の前年同月比を見る。

食料品 6779億0619万円(67.5%) ▲0.1%
・農産品   994億8236万円(9.9%) ▲2.6%
・畜産品 800億5179万円(8.0%) +3.0%
・水産品 593億8225万円(5.9%) ▲1.6%
・惣 菜 818億7039万円(8.1%) +0.1%
・その他食品 3571億1940万円(35.5%) +0.2%
衣料品 757億7764万円(7.5%) +1.4%
・紳士衣料 127億7938万円(1.3%) +1.2%
・婦人衣料 216億5729万円(2.2%) +0.9%
・その他の衣料・洋品 413億4097円(4.1%) +1.8%
住関品 1913億4710万円(19.0%) ▲2.1%
・日用雑貨品 807億1561万円(8.0%) ▲3.9%
・医薬・化粧品 270億9785万円(2.7%) +1.2%
・家具、インテリア 445億0596万円(4.4%) +2.4%
・家電製品 85億9858円(0.9%) ▲6.2%
・その他商品 304億2910万円(3.0%) ▲4.8%
サービス 27億1918万円(0.3%) +8.3%
その他  571億8774万円(5.7%) +0.2%

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