1月ドラッグストア統計|販売額5033億円7%増/食品・調剤医薬品は二桁増
経済産業省発表の「商業動態統計速報」によれば、1月のドラッグストア販売額は5033億円で、前年同月を7.0%上回った。依然、好調だ。
(経済産業省大臣官房調査統計グループ編商業動態統計月報より:以下同じ)
商品別の増減率を見ると、2017年の9月、10月、11月、12月に引き続き、2018年のスタートも9カテゴリーすべてがプラスと好調。また店舗数は1万4933店舗で前年同月より5.0%増加した。
9カテゴリーの中で1番伸び率が高かったのは「食品」で11.0%増。それに続き「調剤医薬品」が10.8%で、この2項目が二桁増となった。いまやフード&ドラッグのコンセプトは、ドラッグストア業態によって成し遂げられている。続いて「ヘルスケア用品・介護・ベビー」8.3%、「ビューティーケア用品」7.3%も伸び率が高い。「家庭用品・日用消耗品・ペット用品」4.3%、「OCT医薬品」3.8%、「トイレタリー」3.2%、「健康食品」2.9%と続く。
ドラッグストア業界の主要5社の1月の結果を見てみよう(%は前年同月比)。
(株)ツルハホールディングス
[既存店] 売上げ +3.8 % 客数 +0.8% 単価 +3.0 %
[全 店] 売上げ +7.8 % 客数 +5.3% 単価 +2.3 %
ウエルシアホールディングス(株)
[既存店] 売上げ +5.7% 客数 +2.5% 単価 +3.2%
[全 店] 売上げ +13.3% 客数 +11.1% 単価 +2.2%
(株)マツモトキヨシホールディングス
[既存店] 売上げ +2.8%
[F C] 売上げ +11.8%
[全 店] 売上げ +4.2%
(株)サンドラッグ ドラッグストア事業
[既存店] 売上げ ▲1.6%
[全 店] 売上げ +2.7%
(株)コスモス薬品
[既存店] 売上げ +5.5%
[全 店] 売上げ +14.3%
1月は、主要5社のうちサンドラッグだけが、既存店売上げが前年に届かなかった。他の4社は既存店全店ともに前年をクリア。また、客数および客単価を公表しているツルハとウエルシアは、客数・単価もプラスとなった。1月は関東でも大雪が降り、客数に影響が出た業態も多かったが、ドラッグストアは雪にも強かったようだ。
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