2月労働力調査統計|就業者151万人増加で62カ月連続/完全失業率2.5%
総務省統計局から2月の「労働力調査(基本集計)」速報が発表された。
2月の就業者数は6578万人。前年同月に比べ151万人増加し、これは62カ月連続。5年と2カ月、増え続けている。
男性が47万人、女性は104万人プラス。年齢別に見ると、15歳~64歳の労働力人口は63万人で1.1%増。非労働力人口は121万人で6.8%減。65歳以上の労働力人口は66万人で8.5%前年を上回り、非労働力人口は18万人で0.7%低下した。
また就業者数のうち雇用者数は5875万人。前年同月に比べて121万人増え、こちらも62カ月連続。このうち、正規の職員・従業員数は3430万人。前年同月に比べて33万人プラスで、39カ月連続増。非正規の職員・従業員数は2120万人。115万人の増加で、5カ月続いている。
主な産業別就業者で増加したものは、「製造業」「農業、林業」「サービス業(他に分類されないもの)」など。就業率は59.3%。前年同月に比べ1.4ポイント上昇している。「卸売業・小売業」は1083万人で産業別では最も従事者人数は多いが、8万人減少している。
一方で、完全失業者数は166万人。前年同月に比べ22万人減少し、93カ月連続。8年近くマイナスが続いている。完全失業率(季節調整値)は2.5%。前月に比べ0.1ポイント上昇した。
失業者の求職理由を見ると、「勤め先や事業の都合による離職」が9万人の減少。また「自発的な離職(自己都合)」が7万人減少した。
非労働力人口は4347万人。前年同月に比べて138万人マイナスとなり、33カ月連続で減少している。