ウオロクnews|納品リードタイム延長の実証実験開始/全43店舗で実施

(株)ウオロク(新潟市中央区、本多伸一社長)は8月17日から物流センターの在庫圧縮と特売品の物流センターへの納品リードタイムを長期化する実証実験を開始した。実証期間は、8月から11月を予定する。

今回の取り組みでは、ウオロクが、小売業向けIT企業シノプス(大阪府大阪市、南谷洋志社長)で算出した店舗の需要予測データを再活用し、物流センターの稼働効率の向上を図る。新潟県内43店舗を対象に特売品における納品リードタイムを長期化させる。

シノプスで特売品の需要予測を14日先まで行い、従来は数日前に確定していた卸売業への特売品の発注を、14日前に確定する。納品リードタイムを長期化することで、卸売業の特売期間中の追加発注の対応に向けた需要予測や在庫調整業務の負荷軽減、物流センターの過剰在庫や欠品リスクの抑制を図る。

ウオロクの取り組みをサポートするシノプスは伊藤忠商事は2022年1月、食品ロス削減や物流の効率化を目指す食品バリューチェーン「デマンド・チェーン・マネジメント プラットフォーム」構築に向けた業務提携契約書を締結している。小売業の需要予測データを卸売業や製造業につなげることでサプライチェーンの最適化を進めていて、シノプスの需要予測型自動発注サービスは小売業106社で導入されている。

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