ウォルマートnews|ハイテク・ディストリビューションセンター2020年稼働

ウォルマートは10月18日に、カリフォルニア州ベーカーズフィールド郊外のシャフターに、ハイテク型のディストリビューションセンター(DC)を開設すると発表した。センターは1万7000坪で、2020年の稼働を目指す。

この ハイテクDC は青果や卵、乳製品、切り花といった生鮮品と冷凍食品を中心に扱う食品配送センターで、ロジスティクスのオートメーション化を進めているドイツのウィトロン社と提携してつくられる。従来は、フォークリフトやハンドリフトなどを使ってスタッフが手動でトラックに積み込んでいたが、ここでは、ほぼすべての作業が自動化されている。

この DC では従来に比べて扱う量が40%増える。また手動による物流工程がなくなることで生鮮食品の破損が減少し、効率化も図られる。

新システムでは、商品の破損を最低限に抑え、コンピュータのアルゴリズムを使って、自動的に、かつスペース効率よく積載できる。また従来のセンターに比べて、作業人時が減るため、センターでの採用人員は300人と見込まれている。しかも自動化によって手作業が減るため、採用された社員は付加価値の高い仕事につける。

提携するウィトロン社はすでにマイヤー(Meijer)とも提携していて、ウィスコンシン州にハイテク物流センターを稼働させている。

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