ロウズnews|’18年通期決算は713億ドル(1%減)純利益33%減でやや楽観
全米第2位のホームセンター「ロウズ」(ノースカロライナ州ムーアズビル、マーヴィンR.エリソンCEO)が、2019年2月1日に終了した2018年度第4四半期実績と通期決算を発表した。
まず第4四半期。売上高は156億4700万ドル(1ドル100円換算で1兆5647億円)、前年同期比1.0%増。既存店売上高は1.7%増。営業損失は5億6700万ドル、純損失は8億2400万ドルだった。
一方、2018年通期では売上高713億0900万ドル(7兆1309億円)で前年比プラス1.0%。営業利益は40億1800万ドルで39.0%マイナス、純利益は23億1400万ドル、32.9%マイナスだった。
2019年2月1日現在、ロウズはアメリカ、カナダ、メキシコで2015店のホームセンターやハードウェアストアを展開しているが、カナダやメキシコの住宅事情は弱含みで、店舗閉鎖や撤退を余儀なくされ、そのための経費が計上されて、第4四半期の赤字と通期の営業利益・純利益のマイナスが出た。
しかし、「住宅用品の需要が上向き始めており、既存店売上高が1月に5.8%伸びた」とマービン・R・エリソンCEOは強気だ。これはライバルのホームデポの同月の業績(4.1%増)を上回るペースだからでもある。
さらに、「2019年も米国のマクロ経済の基礎的状況は健全であり、カスタマーサービスや在庫管理などリテール分野の業務改善に力を入れていることが奏功している」とコメントしている。