ベストバイnews|’18年通期は増収増益/売上高429億ドル・純利益46%増

米国家電チェーン最大のベストバイ(ミネソタ州ミネアポリス、ヒューバート・ジョリーCEO)が、2月2日で終了した第4四半期と2018年度通期の業績を発表した。

まず第4四半期。売上高は148億0100万ドル(1ドル100円換算で1兆4801億円)で、前年同期比3.7%減だが、営業利益は9億7800万ドルで12.2%増、純利益は7億3500万ドルで101.9%増。減収だが、大幅な増益となった。

総収入全体の9割を占めるアメリカ国内の売上高は134億9700万ドルで前年同期比3.5%のマイナスだった。これは、前年の第4四半期が1週間多く、売上高も7億1500万ドル多かったことと、Best Buy Mobile257店舗と大型店12店舗の閉鎖によるもの。

国内の既存店の売上高は3.0%増と好調だった。売上げを牽引したのは家電製品、スマートホーム、ゲーム機器など。

また、eコマースの売上げも堅調で、前年同期比9.3%増の29億6000万ドルだった。

2018年度通期の売上高は428億7900万ドル(4兆2879億円)で1.7%増。営業利益は19億ドルで3.1%増、純利益は14億6400万ドルで46.4%増。増収増益だった。

国内の売上高は393億0400万ドルで前年同期比1.7%増。国内の既存店の売上高も4.8%増と好調だった。

ヒューバート・ジョリー会長兼CEOはコメントしている。

通年の既存店売上高は4.8%増加して好調です。当社の『Best Buy 2020戦略』が実行に移され、『Total Tech Supportプログラム』が開始されました。最新のテクノロジーを駆使して、顧客をサポートするプログラムです。そのためにカリフォルニア州サンディエゴに拠点を置くテクノロジー対応医療(TEC)企業のGreatCall社を買収しました。 GreatCallは、モバイル機器、携帯電話サービス、モバイルアプリ、ウェアラブル機器など、高齢者向けに健康と安全のための製品とサービスを提供しています」

ベストバイは高齢者をターゲティングして、このマーケットでのサバイバルを志向し始めた。

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