カンターnews|「2019世界のブランド価値ランキングTop100」アマゾンが1位

イギリスのロンドンにある世界第1位の広告代理店グループ「WPP」と、その調査・コンサルティング業務を担うKANTER(カンター)が、毎年行っている「BrandZ™ Top100 Most Valuable Grobal Brands(世界のブランド価値ランキングTop100)」を発表した。2019年はテクノロジーブランド大手のGoogle(グーグル)、Apple(アップル)を押さえ、成長著しいAmazon(アマゾン)が世界で最も価値のあるブランドに選ばれた。

ブランド価値の算出は、カンターの消費者調査に基づいて測定されたブランド資産と、企業の財務実績・業績分析を組み合わせて行われている。

アマゾンは堅実な買収で新たな収益源を生み出し、優れたカスタマーサービスを提供しながら、製品やサービスの多様なエコシステムを展開していることが評価された。

2006年から調査が開始され、2019年は14年回目となる。調査開始の2006年に、Microsoft(マイクロソフト)がブランド価値ランキングでトップの座を獲得して以来、「BrandZ Top100」にランクインするブランドの大半はテクノロジーブランドだった。12年にわたって1位を保持してきたそれらテクノロジーブランドに代わって、アマゾンが堂々1位に輝いたことになる。

Top10ブランドを見ると、Facebook(フェイスブック)が6位にとどまった一方で、Alibaba(アリババ)が初めてTencent(テンセント)を抜いて7位となり、最も価値のある中国ブランドとなった。Tencentは3ランクダウンの8位に後退している。

日本のブランドではトップ100に41位TOYOTA、70位NTTが入っているが、いずれもランクダウンしている。

一方、急成長したブランドランキングでは、1位にSNSのInstagram (インスタグラム)、2位にLululemon(ルルレモン)が入っている。インスタグラムは10億人超にまでユーザーを増やしている。ルルレモンはヨガを中心としたアスリート向けのアパレルやグッズを販売して大人気のカナダのブランドだ。日本のブランドではShiseido(資生堂)がそのブランド価値を大きく伸ばしているが、TOP100にはランクインしていない。

出典:カンター・ジャパン https://www.kantar.jp/solutions/reports/brandz/10268

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