ダラーストアnews|覆面捜査官の捜査で法律違反判明/罰金と損害賠償金
米国バラエティストアチェーン複占をなすダラーゼネラルとダラーツリーは、期限切れの商品や場合によっては使用できない商品を販売したとして、罰金と損害賠償金を支払うことになる。
これは、数カ月にわたる覆面捜査官による捜査結果によるもので、罰金はニューヨーク州の司法長官によって課されることが決定した。
違反の内容は3点。
第1に、1930年以降に製造された乗用車のエンジンには使用できない車用のオイルを販売したこと。
第2に、使用期限切れのOTC薬品を販売したこと。
この2点はダラーゼネラルの事件。
第3に、飲料ボトルに課せられる州の保証金を徴収せずに販売したこと。
こちらはダラーツリーの案件。
これら2社は、罰金の支払いとともに、今後同じ事態が起こらないよう、商品販売プロセスの改善をしなければならない。
この決定に対して、ダラージェネラルは、問題の車用オイルの販売を止め、110万ドルの罰金を支払うことに合意した。オイルを購入した顧客は、インターネットで返金を要求できる。
同社は声明で「わが社のPB(プライベートブランド)であるDGブランドの車用オイルは、会社の品質基準を満たしているだけでなく、連邦政府や州政府の法律を遵守していると信じている。使用期限切れのOTC薬品については、すぐに店舗との連絡を密にして販売期限を守るように徹底する」と述べている。
ダラーツリーは、ボトルデポジット法に違反したとして10万ドルの罰金を州に支払うことに同意したが、これに関してのコメントは発表されていない。