ウォルマートnews|ホリデー商戦前にポイント・オブ・セール・ローン導入

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、ホリデー商戦を前に、商品の支払いに際して現金、クレジットカードのほかに、「Point-of-Sale loan(ポイント・オブ・セール・ローン)」と呼ばれる簡易ローンも利用できるようにした。

ポイント・オブ・セール・ローンは、特定の品物を購入するためのローンである。ウォルマートは今年2月にカリフォルニア州のアファーム社と契約してこのローンを導入した。アファーム社は、主に旅行費用やオンライン販売などの簡易ローンを斡旋している会社である。

ウォルマートの買物客は、3カ月、6カ月、12カ月のアファームローンを取得して、150~2000ドル(1ドル100円換算で1万5000~20万円)の範囲で購入資金を調達することができる。

対象商品は、家電、ビデオ・ゲーム、玩具、家庭用品、アート&クラフト、楽器、DIY用品、カー用品、スポーツ&アウトドア、工具、ベビー用品、宝飾品、衣料品などである。ただしアルコール飲料やタバコ、医薬品、食料品など消耗品は含まれない。

簡易ローンに関しては他の多くの小売業も、ウォルマートに追随して導入している。

家具など高額商品の購入には、これまでも簡易ローンや利子の割引が、販促ツールとしてよく使われてきたが、高額でない商品をローンの対象にするのは今回が初めてである。

これまでホリデー商戦でウォルマートが提供していた「レイ・アウェイ」サービスは商品の取り置きのことで、全額支払わないとその商品を受け取れない。しかし、このローンは、1回分の支払いで商品を受け取ることができるため、顧客には嬉しいサービスである。

このローンは、実際には簡易ローンを取り扱うアファーム社とクロス・リバー・バンクによって提供されるが、利用者は予めアプリをインストールしておかなければならない。また、利子は個人の信用度によって年利10%~30%となる。

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