アマゾンnews|8/27スーパーマーケット「アマゾン・フレッシュ」オープン

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)は8月27日、ロサンゼルス郊外ウッドランドヒルズにスーパーマーケット「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」を一般公開した。この店舗はトイザらスの跡地への出店で、店舗面積は約3万5000平方フィート(984坪)。


アマゾン・フレッシュ・ウッドランドヒルズ店の内部〉

アマゾン・フレッシュ・ウッドランドヒルズ店は今年4月から営業を開始していたものの、ネットスーパー専用の「ダークストア」として運営されていた。

「ダークストア」は、ネット販売専用の物流センターである。ネットスーパーにおける実店舗とは異なり、店舗内での買物はできない。イギリスで生まれた専門用語で、店内を暗くしておいてもいいから「ダークストア」と呼ばれる。

同店ではアマゾン傘下のホールフーズ・マーケットが扱わないコカ・コーラ、スマッカーズのいちごジャムやピーナツバター、ケロッグのシリアル、タイド(Tide)の洗剤などを揃えた通常の品揃えのスーパーマーケットだ。焼き立てのパン、ピザ、ロテサリー・チキン、サンドイッチなどの調理済み食品のほか、ホールフーズ・マーケットのプライベートブランド「365」も扱っている。また精肉・シーフード・コーナーで対面販売を取り入れている。

一般的なフルサービスのレジを備えた店舗だが、「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」の「ジャスト・ウォークアウト(Just Walk Out)」技術を搭載したスマートショッピングカート「アマゾン・ダッシュカート(Amazon Dash Cart)」を導入している。

アマゾン・ダッシュカートは、コンピュータ・ビジョンを内蔵した複数のカメラや重量センサー、タッチスクリーンを搭載したショッピングカートである。

また、店内にキオスク端末としてスマート・スピーカーの「アレクサ・エコー・ショー(Alexa Echo Show)」を設置している。顧客は商品を探すときに音声でアレクサに尋ねることができる。

さらに、アマゾンで注文した書籍やCDなどを店内の受付カウンター「カスタマー・サービス返品&受け取り(Customer Service Returns & Pickup)」やアマゾン・ロッカーで受け取ることができる。

今のところ招待状を受け取った地域住民のみが対象のソフトオープニングとなっているが、数週間内に一般客にも公開される予定だ。

関連カテゴリー

海外 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧