コストコnews|カーブサイド・ピックアップ・サービスのテストを開始
世界最大の会員制倉庫型卸売店舗を展開する、コストコホールセール(ワシントン州イサクア市、クレイグ・ジェリネックCEO)がカーブサイド・ピックアップ・サービスのテストを開始した。ニューメキシコ州アルバカーキー市にある3店舗で実施している。
カーブサイド・ピックアップは、ネットで注文した商品を専用駐車場で従業員から受け取るサービスだ。顧客は車から降りる必要はなく、商品は従業員がトランクに積んでくれる。
COVID-19パンデミックのなか、カーブサイド・ピックアップを利用する消費者は急増しており、ウォルマート、ターゲット、クローガーなどではその対応に追われている。コストコは、これまで余分な経費がかかるカーブサイド・ピックアップの導入には慎重だった。
コストコのカーブサイド・ピックアップは会員限定で、食料品の即日配達サービスを運営するインスタカート社と提携している。宅配サービスと同様、アプリなどはインスタカートの注文システムを利用しているが、店内での注文品の準備から受け渡しまでコストコの従業員が行う。
対象となる商品は生鮮品を含む食料品や日用品など約2000アイテム。最低購入金額は100ドル(1ドル100円換算で1万円)で、手数料は10ドル。商品売価は店舗での購入と同じだ。
会員制倉庫型チェーンで競合する「BJ’s ホールセール・クラブ」 や 「サムズ・クラブ」は、今のところこのサービスを無料で提供している。